短編集その1

★集団痴漢電車~狩りの時間でおじゃる~

「しょうがない。今日は自分で狩りに行くか」
ロクに働いてもいない俺が毎日欠かさず行っていること。それは痴漢掲示板で痴漢を求めている女性に手を差し伸べることだった。
学生時代に掲示板の存在を知り、一度味を占めてからは日課のように電車痴漢に勤しんでいる。
だが、やたら悶々とする今日に限ってリピーターの淑女が現れなかった。
疼きも止まらないし、こうなれば自ら赴く他はない。俺は乗車カードを持って家を出た。
……さて、電車に乗り込んだは良いが、果たして俺の眼鏡に適う女は現れるだろうか。
俺の懸念をよそに、標的は一瞬にして見つかった。
学校帰りであろう制服を着た女の子が、汗臭そうなオッサンに囲まれてオロオロしていた。
満員電車に慣れていない女は一目見れば分かる。痴漢の鉄則、満員状態に狼狽える女を狙うこと。
黒髪ショートの、くりくりとした瞳、服の上からでも分かる美しい曲線を描いた美乳。
モロタイプだ。いや、俺は貧乳が好きなのだが……しかしまあ、顔がよければ全てよし。
痴漢の鉄則! 迷わずさっさと行け!
学生時代に買った痴漢標本の内容を思い出しながら、俺は人混みを掻き分けてじりじりと女学生に詰め寄せた。
運もあってか、混雑率250%超の中で俺はついに少女の元へと辿り着く。
後ろに回り密着すると、女の子特有の匂いが漂ってきた。
(や、やっべぇ。これ……この匂いマジ興奮する……)
痴漢されたい願望のある変態淑女どもの臭い香水とはわけが違う。下品な装飾の一切ない純粋な女の子の匂いだ。
しかも、部活帰りなのか汗臭さも少しばかり目立つ。だからオロオロ困惑していたのか。
俺が女の子の髪の毛に顔を近づけると、より一層に女の子が慌て始める。汗臭さを隠そうとしているのか、女の子が僅かに屈む。
お尻を突き出すように屈んだ拍子に、隆起した俺の股間が意図せず女の子の尻をなぞった。
「ひゃっ……!!」
ズボンの中でガチガチになった俺の巨杭がモロに当たり、女の子が小さく声を上げる。
もう少し匂いを堪能したかったが……そろそろ始めるか。
背後から思いっきり抱きしめ、胸を揉み、更に盛り上がる股間をスカートに擦りつけた。
「えっ……」
痴漢だと理解した少女が俯き、顔を真っ赤に染め始める。
(か、可愛すぎる……それに抵抗する意思もないようだな)
痴漢に遭ったのは初めてなのだろう、少女からは怯えも伝わる。
その方が都合は良い。ならば、遠慮なく触らせてもらおう。
思いっきり抱き寄せ、ズボンの突起物を否応なく少女のお尻に擦りつけながら胸を触る手を蠢かせ始めた。
ベスト越しでも伝わる胸の感触。やはり、結構な大きさがあるのが分かる。
「……ッ」
少女の羞恥が極限にまで達したようで、耳まで真っ赤に染まる。
あからさまに嫌悪する女は避け、羞恥に悶える女を狙うこと。痴漢の基本だと標本は訴えているが、まさにその通りだと思う。
この状態から少女が大声を出し、周りに助けを求める確率は皆無に等しいだろう。
確信を得た俺はチャックからペニスを取り出し、少女のスカートの中に潜り込ませた。
耳元もガラ空きだったので、少女の耳に舌も突っ込み舐め始める。耳舐めは俺の一番好きなプレイだ。
「んッ……ッ、アッ……!!」
目を伏せて小刻みに震える少女。もう少し緊張を解いてやりたいが、それで失敗した経験もあるので、俺はこのまま愛撫を続ける。
揺れるたびに匂いが漂う。女の匂いとは、ここまで良いものだったのか。
匂いフェチではないと思っていた自分。しかし、少女から発せられる芳香はどんな男も奮い立たせてしまうであろう凶悪な匂いを持っていた。
乗じて俺の興奮も最高潮に達した俺は、もはや我慢できず少女の大腿にペニスを挟みこんで腰を動かし始めた。
「ふぁっ……んんんっ……」
陰茎をあてがうと少女の身体がビクッと跳ねた。
「もしかして、経験ないのか?」
耳元で囁くが、少女は俯くだけで答えない。
まあいい、ならば俺が目いっぱい感じさせてやる。
左右の太ももに挟み込んだ硬直ごと腰を動かすと、少女がひり出そうと身体をクネクネと動かす。
「おっほぉぉ……! こりゃ気持ちいいや」
「や、やぁ……んんんっ……」
気づけば、少女の目じりには涙が溜まっており悲愴な声を漏らし始めていた。
先ほどまでは抵抗の一切が感じられなかったが……少し時間が経って冷静になったか。
あまりグズグズはしていられない。そろそろ射精して、さっさと退散するか。
と、考えた矢先、ずっとこちらの様子をチラチラと伺っていた小太りの男が近づいてきた。
「も、もう我慢できません……私も参加して宜しいでしょうか」
何を言い出すかと思えば、厚かましくも俺の女に手を出す気か。
小太りの男性は顔中を発汗させながらニヤニヤと笑っている。
「っせぇな。あっち行けよ」
「ま、まあまあ、そういわずに……一本でどうでしょうか?」
クソ。こいつ、痴漢の常習犯か。しかも自分で獲物を調達できないヘタレ野郎のようだ。
自分で獲物を捕食することが苦手な豚野郎は、俺のような高尚な痴漢の恩恵を与ることしかできない。
一本は「1万円」という意味。すなわち、1万円払うから自分も参加しますと豚は言っているのだ。
「しゃあねえな。ただし前払い……」
言い終える前に豚が俺に一万円を握り渡す。そして、すぐさま少女にキスを始めた。
クソ! 俺は思いっきり豚に毒づく。キスは最後までとっておくのが俺の流儀だというのに……
しかしまぁ、と少女を見る。
自分に触れる男の数が増えたことで、再び冷静さを失ったようだった。目を閉じて身震いしていた。
下手に騒がれても困るし、このまま一気に決めてしまおう。
萎え気味の実直を奮い立たせ、素股を再開する。
「んっ……んんんっ……」
素股をしながら少女を伺う。
あろうことか、中年はキスだけに留まらず少女の顔全体をその小汚い舌で舐め尽くしていた。
俺の好きなプレイではあるが、他人が営む姿を見るのは気分が悪い。
心なしか中年の悪臭がこちらまで漂ってきているような気が……
少女の匂いは国宝級だというのに、これでは……
「ふ、ふぅぅぅぅ……女子校生の肌は美味しいですなぁ」
「ぅぅぅ……」
オッサンが少女の顔面至る所を舐めまくり、鼻息を荒く勃起した肉棒を股間に押し付ける。
前後から男の陰茎を摩擦されることに恐怖し、少女が泣きじゃくる。
「う、うひひひひ……お嬢ちゃん、カワイイね……おじさんが、もっと、責めて、あげるから……」
「あ、あぅっ……」
スカートを捲り、俺と同じく素股の体勢を取り、やがて腰を動かし始める。
「はぅっ……やッ……やめてぇっ……」
身動きままならない少女をペニスで激しく突き立てる度にうめき声をあげては押し殺す。
「はっ……はっ……ぅうう……」
痴漢において素股は基本だが、ここまでスムーズに腰を動かせる気持ちのいい素股は初めてだった。
「あ、ああ……いいよ。お嬢ちゃん。太もも、柔らかくて、おじさん、もうイキそうだよ」
オッサンも同じく、少女の肉付きと性欲を駆り立てる雰囲気を絶賛する。
しかし、黙って痴漢できないもんかね、このオヤジ。
いかん、余計なことを考えていると萎える。いまは素股に全力をぶつけなくては。
いよいよというところで、少女の股間が湿ってきているのに気づく。
「はぁ、はぁ。お嬢ちゃん、濡れてきてるね?気持ちいいんでしょ?声あげちゃってもいいんだよ?」
「おい、実況はいらねえんだよ」
相変わらず語るオッサンに俺が言うと、男が醜悪な笑みを浮かべながらゴメン、ゴメンと謝りピストン運動を続ける。
嫌がる少女を見るたび湧きあがる快感も、もう絶頂を迎えようとしていた。
「んっ、んんっ……」
少女は頑なに口を噤み、喘ぎを殺す。
「よし、そろそろイクぞ」
「わ、私も、イキますっ」俺に合わせて、オッサンも腰の動きを速める。
「あ……ッ! やぁっ……」
「で、出るぞっ……!!」
鮮明な快感と共に大きく膨張する亀頭を大腿奥深くに押し込め、スカートの中で濃厚な白濁液が噴出した。
「ぁぁぁっ……」
スカートやタイツに、俺とオッサンの白濁液が容赦なく塗りたくられる現実に、少女が声を上げずに嗚咽している。
そんな態度の少女に満足しながら、俺はペニスの矛先に付着した精液をスカートの裾でふき取り、すぐさまペニスを仕舞い込んだ。
「ふぅ……」
少女は精液の思わぬ熱さに驚いて膝を崩して床にへたり込んでしまった。
(おっと、これ以上は騒ぎになりそうだな)
次からは、もうちっとゆっくりやりたいものだな。俺は黙ってその場を退散した。

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